『Gravewards / Subconscious Lobotomy』
どうもどうも、お久しぶりです。んん、デネブアルタイルベガか。少しだけれども、だいぶ少しだけれども懐かしい気分に浸っていたら道に迷ってしまってですね、まぁ、こうして無事帰還したけれども、何かまだいろいろと手付かずなまま、時間は永劫と続くような感じだったかもしれない。とりあえず夏休みの自由研究は絵を描こうと思う。
カバーアートはMoonrot Design
キター! まんま某メーカーのテープに見えるんですけど。マクセルに見えるんですけどー。 萌える。
ギリシャ発エピック・オールドスクールデスメタル!
ギリシャはアテナ出身のデスメタル。2017年 4曲入り1stデモテープ。Necronome Productionsよりリリース。
これが最初のデモのようなので詳しい経歴は一切わかりませんがメンバーは以下の3人。
Nikos (guitars,throat,lyrics)
Fotis (bass)
Basilis Kyp (drums)
とりあえず楽曲的な話は置いといて、何てボケようかあるいはどう突っ込みを入れようか心配だったテープの音質ですけどふつうに聴けますた。特に悪いという印象はなく、さすが房メーカーのマクセルという感じでしょうか。そんなことはどうでもいいとして、さっそく絵のレッスンじゃなくて楽曲を聴いてみようじゃないですか。とても面白いPV。
なるほど。さっぱりわからん。何のためらいもなくスラスラ描けるものだなぁ。異世界ジャケが好きな方ならば見入ってしまうと思うがやはり音楽の話をしよう。
激エピックな掘り出し物デスメタル!
めっさカッコイイ!イントロ部分10秒聴いて迷いなくポチッた。
Facebookを見ると音楽性はAUTOPSY,BOLT THROWER,GOREFEST,OBITUARY,DEATH,NAPALM DEATH,BENEDICTIONから影響受けたみたいなことが書いてある通り、特にBOLT THROWER的エピック感には興奮する。でもこのエピックなフレーズなんですけど、これ聴いているうちに(悪い意味ではなく)デスメタルを聴いている感が薄くなってくる。極端に例えると”Iced Earth”的なパワーメタルを聴いているような感じがしてパワーメタル方面の見解から聴くとまた違う形で楽しめるかなと思いました。特にラストの曲なんかはギリシャメタル特有の壮大な抒情展開が加わり失禁してしまいそうである。
まだデモという段階なので楽曲展開やリフのレパートリーに乏しいさを感じることは否めませんが、その欠点以上に血沸き肉躍るミッドテンポを武器にソリッドに攻める姿勢、泣く子も黙るエピックなフレーズを生み出せる才能に将来性を感じずにはいられない。なのでこのデモテープの入手性の悪さは非常にもったいないと思う。そういう意味も含めて掘り出し物なのかもしれませんけど、僕的には将来期待の新人デス! とてもGreat!!!