『Engulfed / Engulfed in Obscurity』
どうもどうも。アナログデス。こんにちは。
今日紹介するレコードは「Engulfed / Engulfed in Obscurity」デス。昨年末にサンプルを聴いて、きっとこのバンドは世界を震撼させる!とンゴンゴ興奮していたのですが、その予想はいかに!? とりあえず祝レコード化。

 
 

カバーアートはNick Keller  すごいジャケ!もう少し質感のいいマット紙だったら完璧でした。


珍しく帯付き。限定色盤。ダウンロードコード付き。
 
 

トルコより現われし驚異の重速デスメタル

トルコはイスタンブール出身のデスメタル。2017年 1stアルバム。CDは Hellthrasher Productions、LPはBlood Harvest Recordsからリリース。メンバーは同じくトルコのデスメタル Decaying Purity, Burial Invocation, Diabolizerなどのバンドを兼任する以下の4人。

Serkan – Vocals, Bass
Aberrant – Drums
Mustafa – Guitars
Kasil – Guitars

トルコ産デスメタル。珍しいような気がするけどどうなのかな? 僕は “Decaying Purity” と “Diabolizer” は辛うじて知ってます程度の知識で他はさっぱり。というか、トルコのメタルシーンってどんな感じなのかな?といつものようにMetallumで調べてみると登録されているバンド自体493バンドと少なく、しかも約半分は解散しているのでやっぱりメタル自体マイナージャンルな印象。

しかししかししかし!? 侮ってはいけません。メタル的にはマイナーな国であるけれど、レベルが低いという事ではありません。ここは量より質で勝負デス!
 

1stアルバムとは思えない堂々たる帝王感 なのだが!?

多くのメタルヘッズが「デスメタル」と聞いて想像する音がここにある。Morbid Angel、SulPhur Aeon、Immolation、Dead Congregation等のバンドらが放つ暴虐感、冒涜感、そしてフィンニッシュデスメタルばりの暗黒感。さらにさらに冷徹な憎悪を象徴するブラッケンドなトレモロリフが走るその先にはDeathspell Omegaの無限地獄が見え隠れする。

“Engulfed”恐るべし若手…… と、絶賛したいが、実はあんまり納得はいっていないのです。若手とは思えないほどダイナミックな作品であることは確かです。ウソではありません。しかし、どれも同じような曲が並ぶ。同じような曲が並ぶのはデスメタルにとって日常茶飯事なんですけど、雑味がなさすぎて頭に残らない。4曲目以外にこれぞ”Engulfed”というインパクトが感じられなかった。いや、十分スゴイアルバムなんですけど感激するに至らなかった。例えばアジア、ヨーロッパを繋ぐ神秘的オリエンタル要素が少しでも入っていれば全然印象は変わってたと思う。

いいアルバムなのにこじらせてすみません。最近の若手はレベルが高いのでどうしても厳しくなってしまう。厳しく聴くバンドほど期待値は高いのデス。