『Verwoed / Bodemloos』
どうもどんも、シンシンです。こんにちは。
早速ですが本日のカセットをご紹介。「Verwoed / Bodemloos」ブラックメタルデス!
多分、アナログメタルでブラックメタルを単発で紹介するのは初めてだと思う。別にブラックメタルが嫌いとかじゃなくて単純にお金も聴く時間もないから聴かなかっただけです。
ので、正直全然知識がありません。「ちょっとアレなデスメタル好きが聴くブラックメタル」という観点で読んでいただけたらなと思います。
カバーアートはJoost Vervoort Terzij de HordeというブラックメタルのVoのようです。
孤高のダッチ・ポストブラックメタル
オランダはユトレヒト州出身のポスト・ブラックメタル。2016年 3曲入EP。
デジタルとレコードはオランダのArgento Records、カセットはBreathe Plastic Recordsよりリリース。
メンバーはErik B.という方の一人プロジェクト。Erik B.氏は”Uur”というブラックメタルでドラムも担当しているようです。
最近、僕はブラックメタルをボチボチと聴くようになりました。
というのも”Gorguts”や”Incantation”系のオールドスクールデスメタルを追っていると意識的あるいは必然的にブラックメタルにたどり着くのです。正確にはブラックメタルではなく、クロスオーバー・デスメタルかな。最近聴いたバンドだとTriumvir Foul、Bestia Arcana、Devouring Star、Ingurgitating_Oblivion、Qrixkuor など。もうデスメタルなのかブラックメタルなのか判断がつかない。このまま暗黒性を追及していけばデスメタルもブラックメタルもたどり着く場所は同じ深淵かもしれない。
今回紹介のバンド”Verwoed”も同じような傾向がありFacebookのプロフィールにブラックメタルと書いてあるからブラックメタル枠で紹介するけど”Gorguts”や”Incantation”暗黒デスメタルの延長線上としても聴けると思います。
呪術的なアルペジオ、深いリバーヴが掛かったトレモロリフ、アヴァンギャルドな不協和音による動的パートとスピリチュアルな静的パートからなるポスト・ブラックメタル。
Bandcamp内のタグに「gnosticism」と記載されていることから「グノーシス主義」がテーマになっていると思われます。なのでポスト・ブラックメタルといってもアトモスフェリック的な多幸感は無くとことん内向的な霊的サウンドが核になっており楽曲の約半分はスピリチュアルなアンビエントサウンドになっています。
Breathe Plastic Records
ついでと言っては失礼ですが、今回カセットを買ったレーベルも紹介。
オランダのカセットテープ専門のレーベルで前衛的なポストブラックやスラッジ/ドゥームを多くリリースしております。
前回紹介した”Obed Marsh”のカセットもここのレーベルからリリースされました。
いくつかピックアップしてみましたので気になった方はここへ【Breathe Plastic Records】
ほとんど売り切れてますけど。