『Various Artists Vol.3』
止まるんじゃねぇぞ…
Disembowel / Dramatic Decay
アメリカはオレゴン州出身のオールドスクールデスメタル。2016年 4曲入りデモテープ。Headsplit Recordsよりリリース。2016年結成のバンドでメンバーはAbram Ancira、Sergio Ginez、Gageの3人。
メンバーを調べてみるとRaptor, Maniak, Excruciatorといった若手スラッシュ界隈の人達が集まったようです。失礼ながらまったくしらないデス! 今までどんなスラッシュバンドをやっていたのか聴いていませんが、このバンドはゴリゴリの90年代リバイバル・オールドスクールデスメタル。Baphomet、Massacre、Autopsy、Obituary という感じで、正直どこかで聴いたことあるようなリフが多く既視感は否めません。それでも、Rawなデスメタルが好きな人にはオススメ。
Morbus Grave / Throne of Disgust
イタリアはミラノ出身のオールドスクールデスメタル。2015年 5曲入りデモ。カセットは2016年 Unholy Domain Records よりリリース。メンバーはErman、Pide Guts、Masoの3人。Maso氏は漆黒の極悪デスメタル”Voids Of Vomit”でベースを弾いております。こわい。
Unholy Domain Recordsからリリースということである程度約束された感のあるオールドスクールデスメタル。上記の”Disembowel”と同じような地下腐敗臭な音楽性ではあるけどプロフィールで”Celtic Frost”、”Darkthrone”からの影響を公言しているように曲展開に若干イーヴィルなドラマ性を感じます。このバンドもマニア向けです。
4曲目は”Death”のカバー。
Hands of Thieves / Feasting on Dark Intentions
アメリカはオレゴン州出身のブラック・デス・ドゥーム。2016年 1stアルバム。Transylvanian Tapesよりリリース。メンバーはAdam Wheeler、J. Reid、Jesse Dylan Aspy、Taylor Robinson、Josh Greeneの5人。
今回の一押しはこのバンド!いつものようにバンドを調べるとメンバー3人がクラストデスメタルの”Bastard Feast”の人達でありました。全然知らないバンドですがその界隈では有名らしい。しかし、このバンドの音楽性はクラストとはまったく異なります。いや、よく聴くとまったくではないけど、初聴きでは絶対わからない。フィードバックノイズから凶悪なトレモロリフ&ブラストの洪水、邪悪なヘヴィネス。一寸先は闇のごとくまったく展開が読めない。一言で言えばDeathspell Omegaタイプであるけど、圧巻のブラック・デスメタル。こりゃ来るで!Greeat!!!
Vacivus / Nuclear Chaos
大英帝国出身のデスメタル。2017年 2曲入りEP。Goatprayer Recordsよりリリース。メンバーは Daniel Jones、Ian Finley、Daniel Rochester、Ross Oliver、Nick Craggsの5人。元Dawn of Chaosのメンバーが結成。またギターは”Cruciamentum”のメンバーでもあります。Yes!
初めて聴くバンドですが、イギリスの”Cruciamentum”、フィンランドの”Corpsessed” “Krypts” “Gorephilia”等の現行暗黒デスメタルシリーズが好きな方にはもってこいデス!僕自身もうこの手のバンドには目がなくてですね手放しで喜んでいるのですけど、冷静に聴くと若干弱いかな。二人のギターの内どちらかはわかりませんが、オールドタイプながらかなり上手いしソロは頑張っていると思うけど、全体的にもう一つ特徴が欲しいと思いました。期待値はめちゃくちゃ高いデス!!!
以上、3日連続駆け足で音源紹介をしましたが、やっぱりカバーアートも含めじっくり紹介したいデス。
7月から本気出す!