Various Artists Vol.1

どうもどうも。アナログです。こんにちは。
あ゛ぁ゛、もう6月が終わるけど音源はどんどん溜まっていく。
どれもじっくりと紹介したいけどナカナカ文章が思いつかない。どうしようかと考えている間も音源が届く。
こうなったら奥の手デス。禁断の“Various Artists”式を…… ユ、ル、シ、テ
 
 

Cryptworm / Cryptworm

イギリスはブリストル出身のオールドスクールデスメタル。2017年 3曲入りデモテープ。Goatprayer Recordsよりリリース。メンバーはTibor Hanyi、Joe Knightの二人。Tibor Hanyi氏はオールドスクールデスメタル”Coffinborn”のメンバーです。”Coffinborn”はカッコいいよ!

カバーアートはMark Riddick氏、マスタリングは”Cruciamentum”のDan Lowndes氏。
もうバンドロゴとジャケを見ただけで匂ってくる”Entombed”臭。当然、スウェディッシュサウンドが炸裂するかと思いきや、とんでもない死臭サウンド。”Undergang”タイプのデスメタル。ズルズルもっさりD-Beatに価値観を見出せる人におすすめです。


 
 

Fetid / Sentient Pile of Amorphous Rot

アメリカはシアトル出身のオールドスクールデスメタル。2017年 4曲入りデモテープ。Headsplit Recordsよりリリース。メンバーはChelsea Loh、Jullian Rhea、Clyde Lindstromの3人。Chelsea Loh氏とJullian Rhea氏は”Cauterized”のメンバーでもあります。

こマ!? これヤバイのキタんじゃないの!上記の”Cryptworm”も十分ヤバいけど、とてつもない腐敗臭で身体が溶けそう。重いとか邪悪とか激しいとかでは無くてエゲツナイRawサウンド。腐れっぷりでは”Undergang”にも引けをとらないといっても過言ではないでしょう。”Cianide” “Mythic” “Autopsy” などのゴリゴリの地下デスメタルファンの方に激オススメデス!!! 
ちなみにリリース元のHeadsplit Recordsというレーベルなんですが、かなりいい感じデス。気が付いたらここのテープばかりになってたよ。


 
 

Sewercide / Cemetery Filth – Split

オーストラリア出身の若手デススラッシャー“Sewercide”とアメリカの若手オールドスクールデスメタル“Cemetery Filth”とのスプリット。2017年 3曲入り7インチEP。Unspeakable Axe Recordsよりリリース。

“Cemetery Filth”は僕のお気に入りの若手オールドスクールデスメタルでブログでも何度か紹介しています。Death, Autopsy, Morbid Angel, Pestilence, Deicide, Cannibal Corpseなどなど日本でも馴染みのあるオールドスクールデスタイプの音楽性で、ある意味安心感さえありますね。僕自身Rawなデスメタルはもちろん好きなのですが”Cemetery Filth”位のデスメタルがちょうどいいのかも……と最近思う。
で、今EPの新曲もグレート!1曲のみですが”Brutality”+”Obituary”的な感じで目新しさこそないけど新曲をリリースする度に楽曲、技術面共に成長を感じる。3曲目は”Autopsy”のカバー。

“Cemetery Filth”将来有望な若手バンドの一つ。絶対オススメデス!


 
 

Battle Hag / Tongue of the Earth

アメリカはカリフォルニア州出身のドゥームメタル。2017年 1stアルバム。Transylvanian Tapesよりリリース。メンバーはNeal Oliver、Grey Cat、Dan Aguila、Danny Enseleの4人。

カバーアートはDan Aguilar氏。こういうジャケいいよね。ポチッ
ジャケは少々ポンコツ気味だけど、内容は良い意味で裏切られた。へっぽこハードロックかと思いきや硬派なエピックドゥームでびっくり! 
まるでサボタイと共に広大なハイボリアの大地を旅しているかのような気分さ。と、勝手に脳筋ヒロイックドゥームに変換してしまいましたけど、実際は魔術師のお話なのかな。全5曲、すべて10分前後の大作ですが、要所ごとにエピックなフレーズを鳴り響かせてくれるのでサラリと聴ける。ただボーカルはグロウルタイプなので注意です。ファンタスティック!


 
 
 
つづく