『Lik / Uncanny – Split EP』

どうもどうも、アナログです。こちにちは。
先日に引き続き今日もHM-2。HM-2といったらスウェディッシュデス。
ということで、本日は「Lik / Uncanny – Split EP」
新旧スウェディッシュ対決デス!というよりはバンド紹介かな。

 


A面がLIK、B面がUncanny。 WAR ANTHEM Recordsよりリリース。Bandcamp経由でフィジカルを買うとデジタル音源もDLできます。
 
 

■Lik – Only Death Is Left Alive

まずはLikからご紹介。
Witchery、Katatonia、Naleのメンバーが2014年ストックホルムにて結成。(バンドロゴは”Katatonia”のAnders “Blakkheim” Nyströmがデザイン。)2015年ファーストアルバム「Mass Funeral Evocation」でデビュー。音楽性を簡単に言えば荒れ狂うHM-2デススラッシュ+クサメロという”Dismember”スタイル。はっきりいって何一つ新しい事はしていないけど、メジャー感というかメインストリームでも通用しそうな視点でみると他のHM-2デスメタルより一歩抜きに出ている印象。”Entombed””Dismember”ファンはもちろん”Heaven Shall Burn”等のファンにもオススメ!
 

スウェディッシュデスという響きが音楽性として伝承されていくことは凄いことなのではと最近思う。
 

新曲「Only Death Is Left Alive」のリスニング音源が無かったので1stアルバムから「Le Morte Homme」を貼っておきます。アルバム中一番キャッチーな曲で一番好き。度肝抜くカッコよさよ。
 

 
 

■Uncanny – The Reaping

知らんかった。わしゃ”Uncanny”が昨年3曲入りEP「Liturgy」をリリースしていたなんて知らんかったんや。と思ってたら、自分Bandcampで買ってたでござる。
……もうだめ(ぽ)。

1994年リリースの「Splenium for Nyktophobia」一枚で解散した幻のスウェディッシュデスメタル”Uncanny”。僕は後追いなので多くは語れないけど、初期”Edge of Sanity””Gorement”等、黎明期のメロデスが好きな方にはたまらないサウンド。B級バンドという感じは否めないけど初期スウェデスを語る上でも絶対押さえておきたいバンドです。

現在は再結成し、2011年にDark Descent Recordsより1stアルバム+デモ音源を収録したディスコグラフィ「MCMXCI – MCMXCIV」2012年には復活第一弾EP「The Path of Flesh」をリリースしております。
 

 
 

北欧叙情を切り刻むメロディック・デススラッシュ!

さて、話を元に戻しましょう。この7インチEPに収録されている曲「The Reaping」は昨年(2016)にBandcampでリリースされた3曲入りEP「Liturgy」に収録されています。なので、今日は3曲入りEP「Liturgy」の感想を述べたいと思います。

何故か購入した記憶がすっ飛んでしまっていたけど、先日この音源再生した瞬間昇天しかけた。
闇に差す一筋の希望のようなイントロから北欧叙情を切り刻むデススラッシュへの流れに思わず自我を忘れ激情する。パ、パーフェクト!!! いわゆる完璧。90年代のB級メロデスの面影をチラつかせつつも揶揄する隙はまったく見せない。まるでプロの犯行って感じです。B級のBはビンボーのBなのかなブツブツ……

ホントにビックリしました。まだまだイケるどころか若手スウェディッシュメロデスはまずこのEPを指標にしてもいいのではと思ってしまう。アルバムはいつ出るのかなわかりませんがめちゃくちゃ楽しみデス。