『DWELL / Desolation Psalms』
5月デス!
どうもどうも、アナログです。こんにちは。
今日はCDデス。べ、べつに大型連休だからって手を抜いているわけじゃないんだぞ(い)。
むしろ逆ですよ。 休めなくて 感動して猛烈に泣いているんだから。「DWELL / Desolation Psalms」で涙が止まらない!
デンマークはオーフス出身のデス/ブラック・ドゥームメタル。2017年 4曲入りEP。Detonation Recordsよりリリース。メンバーは以下の5人
Jens Bendtsen Pedersen – Vocals
Kenneth Holme – Keyboards
Morten Adsersen – Guitars
Quentin Nicollet – Bass
Jacques Brandt Hauge – Drums
ところで以前紹介したEP「Vermin and Ashes」というか “DWELL” というバンド自体覚えてますか?
世界的に見てもどれほどのファンがいるのか見当がつきませんけど前作のEPは強烈に僕の感性に響きました。
バンドオフィシャルではブラックドゥームデスと書いてあります。たしかにブラックメタルの要素は強めに感じるけど、僕はMy Dying Bride, Paradise Lost, Anathema いわゆるピースヴィル・スリーと呼ばれる黎明期のゴシックデスメタルを彷彿させる音楽性だと解釈しました。初期のゴシックドゥームデスが好きな方にオススメです。
退廃の美 DWELLの描く救いの情景
素晴らしい。素晴らしすぎて「すっごーい!」しか言えなくなってきた。
特に#1「March Of The Leeches」がホント素晴らしい。
怖れと憐みによる精神の浄化、カタルシスという言葉がふさわしい。
まず、イントロから”My Dying Bride”の名曲「The Cry Of Mankind」を想起させ、この時点でゾクゾクと震えてくる。そして、”Paradise Lost”的ヘヴィメランコリックなリフから”Anathema”のもつ抒情詩展開への流れ。正にピースヴィル・スリー好きにはたまらない曲になっているといえる。しかし、大事なのはその先駆者たちの強烈な音楽性を”DWELL”の根幹にある退廃美、すなわちブラッケンド・ドゥームに落とし込んでいるところにある。ここまで成長しているとは予想外でした。
惜しいのは、全4曲しかないのにSE的インストが一曲、そして残り二曲は良い曲だけど1曲目ほどではないところ。
あと問題なのは入手性の悪さ。最近ドイツの「Iron Bonehead Productions」がディストロしてくれたので助かりましたが、やはりBandcampでリリースして欲しいかな。アナログ盤も是非是非。
ということで、増々目が離せなくったDWELL。個人輸入とかメンドイし送料も安くないけど、僕は#1「March Of The Leeches」この一曲のために今EPを買ってもいいと思う。ほんとに。すばらしくGreat!!!!!
残念ながらサンプル曲は1曲目の「March Of The Leeches」ではありません。でも、この曲も単発で聴くとなかなかオモシロイ。Tribulationぽさがある?