『Ordeals / Apotheosis』
どうもどうも、アナログです。最近本格的に寒くなってきましたね。いやいや、僕のブログの話ではなくて外の気温ね。僕のブログも寒いけどさ。そんなことはどうでもいい、寒い日には凍てつくメタルがよく合うと言いたいのデス。
ということで、本日のカセットメタルは「Ordeals / Apotheosis」素晴らしき寒み!
謎多きニューヨーク・フューネラル
アメリカはニューヨーク出身のブラック・ドゥームデスメタル。2016年 4曲入りEP
カセットはGhastly Apparitionからリリース。
結成は2011年で今EPがデビュー作、メンバーは以下の3人。
Zealous Hellspell – Vo
Illuminated – Guitars & Bass
X.T. – Drums
インナーのサンクスリストを見るとGevurah、Aosoth、Throaat、Pseudogodなどなど数多くのバンドが載っていますが、かなりアンダーグラウンドな感じ。Phobocosmの名を見つけた時は何故かホッとしました。まさかPhobocosmに救われる日が来るとは……
歪んだ世界を照らす光に何を見るか
トレモロ演奏による凍てつく疾走と崇高なアンサンブル
サウンド面だけで語るならばヨーロッパ耽美主義や北欧の深い森などを思い浮かべますが、実際はニューヨークのバンドというのがユニーク。レーベルによると一応アメリカン・オールドスクールデスメタルと書いてありましたけど、僕が聴いた感じだとブラックメタル:ゴシック・フューネラルの割合が3:7くらいかなという印象です。
全体的に蔓延る退廃的なゴシック調が僕にとってマストなのですが、一番気に入った点は劇的な曲展開です。
歪んだ世界を照らす光筋。それはもう、絶望の底に突如差し伸べられた救いの手のようであり、そのまま昇天してしまいそう。大袈裟な表現だけどすごく良いです。
ブラックメタルは詳しくないのでOSDM枠で語るならば、Tiamat、My Dying Bride、As Serenity Fades、最初期のIn Flamesなんかも入るかな、最近のバンドならDWELL、Asphodelusなどが好きな方にオススメです。Great!!