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『Morbid Stench / The Stench Of Doom』

各メディアから今年のベストアルバムが続々発表されていますが、まだだ。
まだ、あわてるような時間じゃない。まだやるべきことが残っている。今週は怒号の更新だ! (たぶん)
それでは早速紹介しましょう。本日のカセットメタルは「Morbid Stench / The Stench Of Doom」デス!

 

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黒と銀のカセット各50本。そのうち最初の13本には血色ナンバリングで、僕は9番頂ました! パッチ付。

 

今、中央アメリカのデス/ブラックが熱いかも!?

中央アメリカのエルサルバドル、コスタリカによるゴシック・ドゥームデス。2016年 3曲入りEP。レーベルはMorbid Skull Records。
今作はデビューEPですけれど、メンバーはバンドを複数掛け持ちし、経験もそれなりに重ねておりますのでサウンド面では安定しています。メンバーは以下の3人。

The Master Butcher – Larval Esophagus
M.Q. – Chaotic Chords
V.K. – Putrid Stench of Toms

……。 あ、熱いソウルネームね。カリブ的なのかな。

中央アメリカはエルサルバドルの「Morbid Skull Records」というインディーレーベルからリリースされた今作。このMorbid Skull Records所属のバンドを試聴してみると良さげなデス・ブラックが結構います。以前、コスタリカのテクニカルデス “Corpse Garden” というバンドを紹介した時も感じましたが「中央アメリカ」これがなかなか侮れない。興味のある方はディグしてみてはいかがでしょうか?

 

中央アメリカというイメージを覆す二階調の耽美世界

耽美旋律を重厚なドゥームの引き潮に乗せ、時に暗黒世界から一転するメランコリックなリフ展開を得意とするオールドスクール然としたゴシック・ドゥームデスメタル。

オリジナル度は低いけれど、中央アメリカ、太平洋とカリブ海に面した色鮮やかなイメージを覆す二階調ゴシック・ドゥームデスサウンドにはビックリです。これはスウェーデンの “Tiamat” 特に3rdアルバム「Cloud」が好きな方にはマストなサウンドかと思います。
もちろん、僕もこの手のサウンドには目がないので飛びつきました。最近のバンドでいえばデンマークの “DWELL”、フィンランドの “God Disease” に続いてガツンときた音源です。
入手性はよくありませんがオールドスクールなゴシックデスファンの方にオススメです!

 

 

ちなみに、中央アメリカのレーベルからの個人輸入は2回目ですが、今のところ問題はありません。
むしろすごく丁寧な対応でした。

さらに南下した南米の音源は国内ディストロからが無難だと思います。