(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)
どうもどうも、アナログです。こんにちは。ついにこの日がキタ。
今日の紹介レコードは “METALLICA” のニューアルバム「Hardwired…To Self-Destruct」デス!
もう既にご存知のかと思われますが、内容は賛否両論。
触らぬ神に祟りなしとはいうけれど、僕もメタルブログを書いている身なのでこのアルバムに触れないわけにはいかない。
METALLICAが背負うもの……
2016年 11thアルバム レーベルはBlackened records
世界のトップに君臨し、日本でも恐らく一番ファン数が多いと思われるメタルバンド。
ということで、何か気の利いたこと、面白いことを書かネバと頭をひねるが恐縮してしまう。
それでも率直に感想を述べると全12曲、約80分は長すぎる。
しかも大半が同じような曲調の渋いミッドテンポ。キャッチーな曲もあるがミッドテンポの淡白さによって相殺されているように感じる。
今作のミッドテンポが好きだという人の気持ちもわかりますがレコードで通して聴くには結構しんどい。
そこで、せっかくデジタル音源がDLできるのでプレイリストを作って聴いてみることにしました。
1,Hardwired
2,Atlas, Rise!
3,Moth Into Flame
4,Halo On Fire
5,Spit Out The Bone
完璧!
ミッドテンポの曲をバッサリ切ると歴史的名盤になった。
ドライヴ感溢れる曲を連続で聴くとほんと気持ち良いし、今作は哀愁を帯びたアメリカーナメロディ、特にJames Hetfieldの歌メロが素晴らしい。
絶対キャッチーな曲だけに絞った方がよかったのに~。
と思う反面、この極端な二極化の中にあるメタル的キャッチーな要素はMETALLICAがエンターテイナーとしてのMETALLICAを維持するため必要なポテンシャル面なのかもしれない。やはり本質はミッドテンポの曲にあるのかも? とも思う。
いまだにライヴでの凄みは他を圧倒し、またその力の源を自らで作らねばならない。アメリカのロック文化にとっても重要な存在であり続けなければならない。
背負っているものの大きさが違いすぎる。そう感じさせる作品でもあります。