『Spectral Voice / Phrenelith – Split EP』
どうもどうも、アナログです。オールドスクールデスメタル強化月間中デス! こんにちは。
ということで、いつの間にか始まったOSDM強化月間。ガンガン更新したいと思います。
本日紹介のレコードは Spectral Voice と Phrenelith の スプリット EPの紹介です。
カバーアートはEmil Tibell 仕掛けがあって楽しいね。
気合の1000枚プレス! マジですの!? 300枚限定のカラー盤。
US vs Denmark オールドスクールデスメタル・ネクスト対決!
2016年 Iron Bonehead ProductionsとDark Descent Recordsによるコラボ 7インチEP。
アメリカのSpectral VoiceとデンマークのPhrenelith。
若手オールドスクールデスメタルのスプリット対決デス! まず、最初はSpectral Voiceから。
■Spectral Voice
このバンドは今、世界中で人気急上昇中のオールドスクールデスメタル “Blood Incantation” のメンバー3人が掛持ちするバンドであります。
“Blood Incantation” も結構濃いデスメタルですが聴きやすいと言えば聴きやすい。Morbid Angelが好きな方ならばすんなり受け入れることができるかと思います。
反面この “Spectral Voice” の音楽性はというと”Blood Incantation”では表現できない深層世界の闇を体現するオールドスクール・ドゥームデスメタルです。Incantation、Disma、Anhedonist等の暗黒性を好む方ならばマストです。
今EPでは、新曲「Peeled Veins」を提供。
当たり前ですがデモテープ時代より音質がクリアになりました。音の輪郭がザクザクシャッキリとしている上に適度な疾走感もあり相当聴きやすくなりました。暗黒成分あるデスメタルとしてカッコイイと思うし僕は素晴らしいと思う。
でもこれさ、”Blood Incantation”だよね……
■Phrenelith
次は Phrenelith。全然知らないバンドでしたので少し調べました。
デンマークはコペンハーゲン出身、4人編成のオールドスクールデスメタル。
結成は2013年で、まだデモ音源しかリリースしていない模様。
まったくのノーマークのバンドでしたが、これがヤ・ヴァイ!!!
古の邪神が復活したかのような圧倒的絶望感。初期 Incantation を彷彿させる冒涜感。
プリミティブな邪悪さだけではなく、ノリの良いグルーヴがあったり疾走からドゥームな展開までキッチリ聴かせるポイントが存在する。Greatデス!
若手オールドスクールデスメタル対決。
購入前は完全に Spectral Voice 目当てでしたが、今回は Phrenelith に軍配でしょう!
思わぬ展開でしたがこれはこれで満足デス!
はじめまして。この記事とは直接関係のないコメントで申し訳ないのですが…。
大きいジャケットが魅力的なのでアナログに興味があって、LPプレーヤー持っていないのに2枚ほど購入したのですけど、聴けば聴くほど傷がついて劣化するかと思うと、なかなか再生に踏み出せず、CDやデジタル音源で聴いております。
実際のところ、音質の劣化ってそんなに気にならないものでしょうか?また、最初にLPからPCに録音して以降はそっちを聴く人もいるらしいので、PCに取り込んだものでさえCDとLPではきっと音が異なるのかと思いますけど、LPの音は体感的にやはり全然違うものなのでしょうか?
2016/10/18 @ 00:07
はじめまして。コメントありがとうございます。
アナログ音質の質問の件ですが、これはバイカル湖よりも深い問題であり、
レコードに興味をもった瞬間から生まれるアナログの業でもあります。
冗談です。
この問題は人の感性や価値観によって左右されるので確かな答えはありません。
参考までに僕の意見を言うならば、
レコードは構造上、多少の物理的劣化はあると思います。
ですが、その(ナノ単位の)劣化を人間の耳で聞き分けられるとは思えません。
気にせず、お気に入りの一枚をガシガシ聴くのが一番楽しいと思います。
CDとLPの音質差の件ですが、差はあります。
これは2種類あると思います。
再生機器の差と盤そのものによる音質差。
再生機器の音質差についてはピュアオーディオの話になるので何とも言えません。
盤そのものというのはレコーディング&マスタリング&カッティング(溝掘り)など複合的要因による影響です。
例えば80年代、デジタル化技術が未成熟だったため酷い音質のCDがあります。
有名なのはMETALLICAの「Master of Puppets」でしょうか。僕も初めて聴いたときはその違いに驚きました。
ですが、始めに言った通り、好みは人の感性価値観により変わります。
僕は音質にはあまりこだわっていません。
レコードで聴く方が楽しいからレコードで聴いています。大きなジャケを見ながら聴くのが好きです。
レコードをデジタル化するのもいいですし自分流の楽しみ方を是非見つけてもらえたらと思います。
以上です。
2016/10/18 @ 12:23