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『Suffering Hour / Foreseeing Exemptions To A Dismal Beyond』 CM  Vol.25

どうもどうも、アナログです。生乾き臭いデス。こんにちは。
さて、先週は「今、アメリカンオールドスクールデスメタルが凄い」という流れでしたので、今回も若きアメリカンデスメタルを紹介しようと思います。
本日のカセットメタルは Suffering Hour / Foreseeing Exemptions To A Dismal Beyond 人は見た目で判断してはいけません。

 

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カバーアートはHolly Axelrod 裏は真っ黒すぎてさっぱり読めん。

 

若き新人ポスト・オールドスクールデスメタル

アメリカ、ミネソタ州ミネアポリス出身のブラッケンド・デスメタル。2014年デビューEP。
Tridroid Recordsよりリリース。メンバーは、20~22歳からなる若き新人トリオ。

Josh Raiken – Guitars
Dylan Haseltine – Bass, Vocals
Jason Oberuc – Drums, Vocals

ジャンルはブラッケンド・デスメタルとなっておりますがブラックメタル要素はほとんど感じません。むしろ”Vektor”、”Voivod”などのスラッシュメタルをオールドスクールデスメタル風にアレンジした音楽性といったほういいでしょう。

しかし、ただのテクニカルデスメタルではありません。
オフィシャル〈Facebook〉を見ると “Horrendous” に勝るとも劣らない垢抜けない容姿を拝めますが、そのモッサリ容姿のメンバーからは想像できないほど透明感がある “Cynic” 的なアプローチを楽曲中に組み込んでいるのです。トリッキーなスラッシュあり、ブラストあり、トレモロリフあり、そしてオールドスクールでありながら自然にポストメタル的クリーンなエモさを噛ませる。これだからこの世代は侮れない。

2016年度よりバンドロゴを一新し、気合い入れてコープスペイントまでしています。そして、現在レコーディング中のようなので近いうちに新しい音源がリリースされると思います。楽しみですね。僕はポスト・オールドスクールデスメタルとしてめちゃくちゃ期待しております! 騙されたと思って一度聴いてみてはいかがでしょうか。

 

Unspeakable Axe Recordsとかでリリースされたら、少しはブレイクの可能性があると思うけど、とりあえずコープスペイントは似合ってないと思う……