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『SPRGM / SPRGM』

どうもどうも、空気が読めない奴が来たぞ! という空気は読めるアナログです。こんにちは。
ぼ、僕だってね、空気くらい読めるんだ! ということで、本日のレコード紹介。
今回は SPRGM というバンド。これからブレイクする気がする新人バンドです。

 

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カバーデザイナーは不明。中はシンプルにレコードだけでした。

 

こっそりエモさ炸裂! フィンニッシュ・エクストリーム・ミクスチャーメタル。

フィンランはヘルシンキ出身のストーナー・ハードコア/メタル。2016年 1stアルバム。
バンド名はSPRGMと書きましたが、Spurgumかもしれない。ジャンルもストーナーハードコアではないかもしれない。とりあえず、メンバーは以下の4人。

Teemu Hirvilinna – lead guitars
Eetu Kauppinen – guitars & vo
Snabb Macke -bass
Ville Ristolainen – drums

ストーナー、ハードロック、スラッシュ、デスメタル、ポストメタル、パンク、ハードコア、エモコア……
もう、なんでもありのエクストリーム・ミクスチャーメタル。Mastodon、Metallica、Slayer、ATDI、Slipknot…などなど、聴いていると次々にバンド名が浮かびあがる。例に挙げたバンドがおっさん臭いが、実際は “Kvelertak” と同じくアヴァンギャルド性に満ちたエネルギッシュなサウンド。怖いもの知らずな勇ましさがあります。

僕が気に入った点をあげるならば、ハードコア・スラッシュの攻撃的な感情を剥き出しにしつつ軽快なノリを崩さないこと。アヴァンギャルドなバラエティ感に溢れていること。そして、こっそりエモいこと。

一曲目だけはクソエモい!

ギターメロディもドラマ性があり感動的ですけど、母国語で歌う不思議な響きに揺さぶられる。

 

見出しで「エモさ炸裂!」とか煽っといてなんですが、全体的にはエモさは抑えてあります。それでもカッコイイことには変わりませんが、個人的にはこのエモさを全面に出すべきだと思う。次のアルバムでは、もっと「エッモエモ」にして欲しい。

世間の空気をまったく読めてない僕が言うのも変だけど “SPRGM” には後世に受け継がれるアルバムを作れるエモい才能があると思う。根拠はない。でも、彼らのポテンシャルを信じて応援しております。Great!!!!!

 

この曲もスゴイ。超高速で吐き出されるリリックに圧倒され金縛り状態です。