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『Carnal Tomb / Rotten Remains』 Cassette Metal Vol.26

どうもどうも、アナログです。こんにちは。
本日はドイツの新人デスメタルの紹介です。ものすごく話題のアルバムというわけではないですが、海外の個人ブログでは結構目にするようになりました。
ということで、今回のカセットメタルは Carnal Tomb / Rotten Remains その実力はいかほどか?

 

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カバーアートはCésar Valladares 今回はカセットを購入しましたが Cavernous Records よりレコードも発売されました。レコードの購入はこちら→【Cavernous Records】

 

新人ジャーマンHM-2デスメタル!

ドイツ、ベルリン出身のデスメタル。2016年 1stアルバム。CDはMemento Mori。CTはWeed Hunter Records。
2014年結成したばかりの新人であり、みんな大好きHM-2デスメタルでもあります。
多種多様のジャーマンデスメタルシーンにおいてもHM-2の波動がジワジワと広まっているのかも。
メンバーは以下の4人

Corpse Ripper – Bass, Vocals
Cryptic Tormentor – Vocals, Guitars
Vomitchrist – Drums
Lobotomizer – Guitars

 

HM-2、その単語を目にしただけでどんなバンドかは想像できますね。フルテンHM-2による爆走リフと神秘的なメロディ。いわゆる “Entombed”、”Dismember” 型のスウェディッシュフォロワーデスメタルです。

しかし、ドイツ産ということでスウェーデン勢のハードコア的なノリとは僅かな相違点があります。
“Slaughterday”、”Endseeker” や先日紹介した新人”Demonbreed”などと同じくメタリックで整合性のある展開を重視するスタイル。変わらないって言えば変わらないけどさ。

それで、肝心のアルバムの中身の話ですが、素直にカッコイイ!
暴虐性あり、メロありとスウェディッシュな感じが文句なくカッコいい。カッコいいのですが、正直な感想をいうと暴虐性あるいはキャッチーさでもいいから、もっと突出した特徴が欲しいというのが本音。HM-2デスメタルは飽和状態なので、もっと強烈な印象を残さないと生き残れないと思うのです。一曲目を聴く限りのびしろは十分あると思うので、とりあえず次作に期待したいです。でも、HM-2が好きという方には凄くオススメです。