Petrichor

『Petrichor / Petrichor』 Cassette Metal Vol.21

どうもどうも、アナログです。ご無沙汰しております。こんにちは。
いつものようにBandcamp内を徘徊していると不思議なセミジャケが目に留まりました。
「これ絶対イイやつだ!」
今回紹介のカセットメタルは Petrichor / Petrichor 本日もクールダウンな感じで行きたいと思います。

 

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カバーアートはKelley Drake B面はアリ模様です。

 

男女混声サイケデリックへヴィロック デビューEP

ヴァージニア州リッチモンド出身のオカルトへヴィロック・メタル 2016年デビューEP
メンバーは以下の4人。

Tess Fisher – vocals
Eric Claytor – bass
Jon Ramsey – guitars
Harrison Christy – drums, vocals

新人バンドということで情報はFacebook位しかありませんでした。ジャンルも「オカルトへヴィロック・メタル」とFBに書いてあるまま掲載しましたが、実際はオルタナティブロックに近いかな。

女性ボーカルのオカルトへヴィロックと聞くと “The Devil’s Blood”、”Blood Ceremony” など60、70年代、もしくは”Black Sabbath” 的なバンドを思い浮かべると思いますが、このバンドは僕が聴いた限りでは “The 3rd and the Mortal” を思い浮かべました。ちょいアヴァンギャルドで絶妙な浮遊感が特徴です。

 

摩訶不思議! メランコリックな世界へようこそ

何といってもこのバンドの柱は女性ボーカル Tess Fisher のメランコリックなメロディラインでしょう。声域のレンジは狭いが不思議なトーンがとても魅力的。この女性ボーカルを軸にしながら、ゴシックメタルやサイケデリックロック、時にアバンギャルドプログレのように変幻自在に展開する。”The 3rd and the Mortal”ほどぶっ飛んではいませんが、なかなか面白い曲を聴かせてくれます。暗くなりすぎないところも良い感じ。めちゃくちゃオススメというわけではありませんが、個性的で僕は好きです。 Good!!!