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かつてグランジと呼ばれていたロックに触れたとき衝撃が走った。
内向へと無限に広まる音場にひたすら夢中になった。
ルーツや文脈、他人の趣向なんてどうでもよかった。
ひたすらロックを聴くのが楽しかった。

そんな思いが蘇る。

 

 

『Dead Vibrations / Reflections』

どうもどうも、しがないポエマーです。こんにちは。
今回のレコードはスウェーデンの Dead Vibrations / Reflections 
Bandcampの公式Blogでもインタビューが掲載され、世界中で話題沸騰の新人シューゲイズ/サイケデリック・ロックバンドです。僕も久しぶりに胸が躍りました。

 

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カバーデザインはTodd Alan Breland 実物は見ているだけで目が回る。危険、マジ吐きそうになる。

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Echo Drug Recordingsより限定カラー盤。限定といってもこの白盤が通常盤で、本当の限定カラー盤は発売と同時に瞬殺。僕は毎日のようにレーベルをチェックしていたにもかかわらず買えませんでした。キーボードクラッシャーになるとこだった。ちなみに現在2016年8月の段階では全色完売ですがBandcampからDL音源は買えます。多分、再プレスすると思うけど。あと45回転。

 

歪みが精神の平静をもたらす 期待の新人シューゲイズ/サイケデリックロック

スウェーデンはストックホルム出身のシューゲイズ/サイケデリック・ロック 2016年 デビューEP。
メンバーは以下の4人

Christian Jansson (Guitar/Vocals),
Olov Sjögren (Guitar),
Elmer Hallsby (Bass),
Josefin Ahlqvist Lyzwinski (Drums)

 

国内外問わず、シューゲイズ/サイケデリック・ロックバンドは腐るほどいますが、このバンドはシューゲイズ特有の甘い灰汁も薄く、誰にでも受け入れられそうなサウンドであり、ポップといえばポップと言えるでしょうか。
しかし、内向的なディストーションサウンドは”Distortion Felix”を彷彿させ、黒く渦巻くうっぷんのような感情が垣間見えるのです。ポップの中に潜むソリッドな感情。このシリアスな表現が絶妙なのです。

先行で配信された「Reflections」もそうでしたが、このEPもへヴィポップなイントロが鳴ると同時に「何か凄いものが始まる」という感覚に胸が躍りました。ほんとゾクゾクするような音ですよ。

こじらせたインディ紳士、淑女のみなさんにはきっと精神の平静をもたらしてくれるでしょう。
素晴らしい新人です。Greeaat!!!

 

 

今時、ロックはダサイだって?

あぁ、ダサいかもね。

でも、あえて言わせてもらおう。

いつの時代も最後に “はにかむ” のはそのダサい奴らなんだ。よ。