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『Horrified / Of Despair』

どうもどうも、アナログデス。合成革臭いデス。こんにちは。
本日もオールドスクールテイストなデスメタルの紹介です。今回のレコードは Horrified / Of Despair このジャケ! ハズレなわけがない。

 

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カバーアートはRaul Gonzalez よく見ると天使と悪魔が戦っています。 へたうまジャケ 

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限定のパープル盤

 

UK産若手 オールドスクールデスメタル

イギリス/ニューカッスル・アポン・タイン出身のデスメタル 2016年 2ndアルバム。
テクニカルデスメタルPlague Rider や Live Burial等のメンバーからなる若手オールドスクールデスメタル。
メンバーは以下の4人。

Daniel Alderson – Guitars/ Vocals
Dan Hughes – Bass
Matthew Henderson – Drums
Rob Hindmarsh – Guitars

ミックス・マスタリングは”Horrendous”のDamian Herring いつもの人ですね。
そしてカバーアートはRaul Gonzalez氏
日本で有名はメタルジャケ職人といえばKristian Wåhlin(別名:ネクロロード)やTravis Smith、Dan Seagrave等ですけど、今一番熱いジャケ職人といったらRaul Gonzalez デ・ス・からっ!
Raul Gonzalezジャケ買いは楽しいぞ!

勝率三割くらいだが……

 

さらば、HM-2。英国面へ昇華したニューエイジ・メランコリック・デスメタル

前作であるデビューアルバム「Descent into Putridity」ではジャリジャリのHM-2によるスウェディッシュ・デスメタルフォロワーでしたが、今作は「メロデス」といっても差支えないサウンドへと変わりました。現にフェイスブックではメランコリック・デスメタルと名乗っています。

スウェデスから美旋律を強調したメロデスへ。はっきりいうと “Horrendous” にそっくりというのが正直な感想ですが、Horrendous がポストメタル化しているのに対し Horrified はあくまでオールドスクール路線。
後期 Carcass 風の疾走とブラックメタル風のトレモロリフ、耽美なゴシック要素も含め、英国の霧がかった古風なメロデスという感じです。
上手い下手は別としてクリーンボイスで歌ったりしてもいますし、もしかしたら今後は Amorphis ぽくなるかもしれません。

チープなサウンドプロダクションに加え、ドラムがポンコツ気味で全体的にモッサリな感じ。テクも含めB級メロデスの域を出ておりませんが、まだ20代ということなので今後が楽しみデス。黎明期のメロデスが好きな方にはピッタリ、アナログ的にも大当たりで嬉しい一枚です。Great!!!