『Slaughterday / Laws of the Occult』
ジャーマン・オールドスクールデスメタル「Slaughterday」の新作がキタ。日本では無名に近いバンドですけど、アナログはこのバンドが好きなんです。
ということで、本日紹介のレコードは Slaughterday / Laws of the Occult デス! 地味デス!
カバーアートはMark Cooper これは良い異世界ジャケ!!!
クリアブラックマーブル盤、ポスター、シール、パッチ、DLコード付。至れり尽くせり。
ベテラン・ジャーマンオールドスクール・デススラッシュ
ドイツのオールドスクールデスメタル 2016年 2ndアルバム。
メンバーは今作も2人。
Jens Finger – Guitars, Bass
Bernd Reiners – Vocals, Drums
90年代からObscenity、BK 49等などで活動していたベテラン2人によるオールドスクールデスメタル。HM-2を使用したデスメタル、俗にいうスウェデスフォロワータイプのデスメタルとして2013年ファーストアルバム「Nightmare Vortex」でデビューしました。
脱スウェディッシュフォロワー的作品
前EP「Ravenous」では疾走感と暴虐性が増し、よりスウェデス感を強く出したストレートな作品でしたが、今アルバムは前EPの勢いを殺さずに1stアルバム時の趣向を凝らした構成に若干戻した印象です。
破壊的D-ビート、ミッドパートと疾走のバランス、忘れたころに入る叙情的な美展開、流暢になったギターソロなどバラエティ豊かな作風であり、さらに言えば、音こそHM-2によるスウェデス的な暴虐性を出しているが、全体を通して聴いてみるとスウェデスフォロワー感はイイ意味で後退したかと思います。
ファンならば一発でSlaughterday だとわかるサウンドですけど、客観的に聴けば地味なバンドであることは否定できません。しかし、質実剛健な曲作りで、全曲惜しみのないデススラッシュを聴かせてくれます。
無理に聴く必要はないけれどアナログのちょい押しバンドです。Greatデス!!!
ラストは恒例のカバー曲。
今回は米国のスラッシュメタル”Hallows Eve”のPlunging To Megadeathのカバー。
くそぉ、またまた、激渋なところを攻めやがる……