『Shed The Skin / Harrowing Faith』
どうもどうも、アナログデス。こんにちは。
最近更新ペースが乱れてしまいましたが、また今日からガシガシ更新していきたいと思っています。凄いアルバムがたまってますしね。ということで、本日紹介のレコードは Shed The Skin / Harrowing Faith デス。ヤバいデス!
カバーアートはJames “Human Furnace” Bulloch ちょっと怖いかも。
グレー・スプラッター盤にデカポスター付。影がついて更に怖くなってる。
アメリカ産ベテランデススラッシャー待望のフルアルバム
アメリカはオハイオ州出身のデスメタル 2016年 1stアルバム。
今作はShed The Skin としては1stデビューアルバムなのですがメンバーはCrucified Mortals、Soulless、Vindicator、Incantation等のバンドから集まっているので、既にベテランバンドと言ってもいいでしょう。
Ed Stephens – Bass
Kyle Severn – Drums
Matt Sorg – Guitars
Brian Boston – Keyboards
Ash Thomas – Vocals, Guitars
2年前のデビューEPリリース後、まったく音沙汰が無く自然消滅したかなと思っていたのですが、ここにきて突然アルバムを発表しました。いやぁ、ビックリしましたけど安心しました。めちゃイイバンドですので。
疾風怒濤のデススラッシャー
メンバーの経歴を見ると泥臭いのデスメタルかと思ってしまいますが、内容的にはスラッシュメタルに近いかと思います。当然ブラストやガテラルボイスはあるけれど、リフ自体は “Slayer” と “Testament” を掛け合わせたような正当的スラッシュリフでザックザクでバキバキ。少々邪悪ですがキャッチーでもあるかと。
瞬発的な重い一撃からガチガチのメタリックブラストの波状攻撃。破壊的なアンサンブルが絶え間なく続き、身体の隅々まで切り刻む。ベテランによるテクニックと何より凄まじいキレの良さに鳥肌どころか涙が出そう。カタルシスを喚起させるのに必ずしも劇的なメロディが必要ではないことを身をもって教えてくれます。
一つだけ不満を言えば、全12曲と曲数が多すぎる点でしょうか。スロー&ミッドテンポの曲を削って完全な疾走デススラッシュアルバムだったらなぁ…… なんて少し贅沢ですね。
こんなに気持ちいい正真正銘のデススラッシャーは久しぶり。末永く活動を続けて欲しいバンドデス!
デスメタル好きもスラッシュ好きにもオススメの一枚デス。Great!!!
こんな格言を知ってる?
「ほー いいじゃないか、こういうのでいいんだよ、こういうので」