『Nominon / Diabolical Bloodshed』
どうもどうも、アナログデス! こんにちは。
本日紹介のレコードはNominon / Diabolical Bloodshed デス
え~……「ノ、ノ、ノミノン?」 読み方は「のみのん」でいいのかな?
ゆるキャラみたいな名前ですけど、このアルバムは隠れた名盤のような気がするぞ。
カバーアートはJoe Petagno. 食べられている方が「のみのん」デス。
冗談はさておきJoe Petagno氏はMotörheadのカバーデザインで有名なアーティストです。
ベテラン・スウェディッシュデスメタル 1stアルバム 初レコード化
スウェディッシュデスメタル 1999年 1stアルバム。
当時のメンバー構成は、Juha Sulasalmi(Gt), Nicke Holstenson(Vo), Jonas Mattsson(Gt), Lenny Blade(Ba), Emil Dragutinovic(Dr) の5人。
日本では無名に近い存在ですが、1993年に結成しメンバーチェンジを繰り返しながら数多くのEP音源と5枚のアルバムをリリースしているベテランスウェディッシュデスメタルです。
残念ながら昨年2015年12月にバンドは活動凍結を宣言しました。
それでも、2016年に入ってからLive CDをリリースしたり、今回紹介するこのアルバムを初レコード化するなど完全に停止しているわけでは無い模様です。
隠れたオールドスクール・スウェデスの名盤
1999年、時はまさに世紀末。
オールドスクールメタルシーンは低迷し次世代の A Perfect Circle, Avenged Sevenfold, Killswitch Engage, Lamb of God, Mastodon, Trivium等の若手が登場した時期です。メタルシーンが大きく変わろうとしていた時でした。 【→Wiki参照】
しかし、時代が変わろうともスウェディッシュ・デスメタルの精神は変わらず。
Entombed, Dismember, Edge of Sanity, In framesなどから受け継がれるスウェデス魂がアンゴルモアの大王でさえ地獄へと叩き落す。
黎明期のHM-2デススラッシュにDissectionのようなメロブラ要素を加えた90年代集大成的ハイブリットデスメタル。押すところは押し、引くところは引く、この緩急ある曲展開が暴虐性と叙情性のバランスを惹きたてる。アナログ的には理想のメロデスサウンドです。
これは隠れたスウェデス名盤ではないでしょうか。活動停止は残念ですが、なかなかオススメデス!
実はアナログは90年代終わりから2000年代中盤までのオールドスクールデスメタルのことをよく知らないので深く掘ってみたい。まだまだ、すごいアルバムが埋もれてそうな気がします。