『Disrupted / Morbid Death』
本日は、アナログ大プッシュ中の若きスウェデッシャー“Disrupted/ Morbid Death”の紹介デス!
アルバム自体は、昨年2015年4月にリリースされたもので「レコード化まだぁ~」と悶々としていましたが、約一年遅れでようやくレコード化されました! こりゃたまらんぞ!!
多分ミスでしょうが、歌詞カードが2枚入ってました。限定カラー盤もありましたが売り切れでした。
スウェデス界の新鋭 “Disrupted” 待望の1stアルバム!
スウェディッシュデスメタル 2015年 1stアルバム。
アルバム制作時のメンバーはMikael Hanni-Vo、Thomas Liljekvist-Gt、Erik Jerka Sävström-Ba、Jimmy Hurtig-Dr、Johan Kvastegård-Gtの5人
他にBloodbathのPer “Sodomizer” Eriksson(元Katatonia)がゲストで参加。
また、バンドのロゴデザインはKatatoniaのAnders “Blakkheim” Nyström が担当しております。
HM-2全開 ブルータルスウェディッシュデス
破壊の限りを尽くすフルテンHM-2サウンドによる純性スウェディッシュデスメタル。
2014年のデモEP「Heavy Death」の段階では”Entombed”直径という感じで「ノリの良さ」がありましたが、今作は冷酷非情になった“Bloodbath”という印象で手ごわいです。
スウェディッシュハードコア的なクラスト感はゼロ。Dビートによるキャッチーなノリもゼロ。爽快なデス&ロールや北欧叙情メロディなどもってのほか。
ここにあるのは慈悲も妥協もゆるさない徹底したブルータル・デススラッシュ。徹底した残虐性しかない。
しかし、全編において妥協無き暴虐に徹する作風故に、展開が単調になり全曲同じに聞こえるのも事実。
アナログ激押しのバンドではあるけれど、人によっては全10曲30分を通して聴くのは苦痛かもしれません。
またこれも完全に好みの問題ですが、霧がかった悲哀のメロディがほんの少しでも入れば全然印象が違っていたかと思います。
少し不満を漏らしましたが、グラインドコアともプリミティブデスとも違うメタリックなブルータルサウンドは立派な個性とも言えます。きっとこれからのスウェデスシーンを引張っていく存在になるでしょう!
スウェデスファンの方には是非聴いて欲しい一枚Death!!!
デモEP「Heavy Death」もオススメだよ。
デモCDはオフィシャルで通販できます。→[http://www.disruptedofficial.bigcartel.com]
いきなりピンチです。逆境を乗り越えられるか!?
せっかくアルバムをリリースしたのに、2016年2月にバンドからErik Jerka Sävström(B)、Jimmy Hurtig(D)、Johan Kvastegård(G)の3人が脱退しました。脱退理由は不明ですがJimmy HurtigとJohan Kvastegårdはストーナーバンド”Mother of God”のメンバーですので音楽性の相違なのかもしれません。
終わった……
正直終わったと思っていましたが!!?
なんと、元Katatoniaのドラム Daniel Liljekvist とグラインドコアバンド”Spasmodic”のベースTommy Haglundがライヴでの助っ人メンバーとして加入しました。
今のところセッションメンバーですが、このまま正式メンバーになって欲しいですね。知的なドラミングが加わればオモシロイと思うのですが”In Mourning”があるので、さすがに無理な話かね。
しかし、このバンド Katatonia 人脈のサポートがすごいですね。