Corpse_Garden_Entheogen

『Corpse Garden / Entheogen』

「楽園からの刺客」

どうもどうも、アナログデス、こんにちは。今日はメタルシーンでは少し珍しい国、中米の楽園と呼ばれる「コスタリカ共和国」から若手オールドスクールデスメタルバンドの紹介デス! Corpse Garden / Entheogen ぱねぇ、世界レベルでびっくりDeath!

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カバーアートはAlexander L. Brown 今回はテープですけどCDもDL販売もあります。

 

世界トップレベル コスタリカ産テクニカルデスメタル

コスタリカ デスメタル 2015年 2ndアルバム。メンバーは Erick Mejia-Dr、Federico Gutierrez-Gu、Esteban Sancho-Gu、Carlos Venegas-Bass、Felipe Tencio-Voの5人。
2015年作なのですがアナログがこのバンドを知ったのつい最近。もし、昨年(2015年)に聴いていれば間違いなくベストアルバム10位内にランクインしていたでしょう。

 

神々のドラッグ

Morbid Angel, Gorguts, Immolation, Incantationから影響を受けていると公言している一応オールドスクールデスメタル。初め聴いた第一印象はCannibal CorpseにMorbid Angelをプラスしたようなテクニカルデスメタルサウンド。
「そんなバンド、世界に何百、何千といるじゃん」と思いでしょうが、このバンドは違うのです。ゴリゴリの重デススラッシュに5弦フレットレスベースがブルブリ鳴り響く。このベースが上手いのなんのって、一人Obscura状態!? 切れ味の良いギターと粘りつくベースの相対グルーヴにノックアウト寸前です。

デスメタル+フレットレスベース。「そんなバンド、世界にたくさんいるじゃん」と思いでしょう。実は彼らが影響受けたバンドはデスメタルだけではなく、Godspeed You! Black Emperor, Sonic Youth, King Crimson, Swans,Genesis などのプログレやアバンギャルド性の強いバンドからも影響を受けているとインタビューで語っております。

つまり、ゴリゴリ重デスメタル + フレットレスベース + 暗黒アンビエント。目を瞑れば小宇宙が広がるサイケデリック・オールドスクールデスメタルだったのです。
このアルバムのタイトルEntheogen(エンセオジェン)とは「神々のドラッグ」と呼ばれる紀元前から宗教儀式で用いられてきた幻覚剤のことだそうです。なっとくデス!

ベテランのGorgutsには及ばないがGorgutsの精神世界に近いものを感じる期待の若手デス! Great!!! x100

残念というか、やはりというかコスタリカという小さな国ではシーンも小さく、財政面などで世界を回ることが難しい状況だそうです。

時代は「デスメタル・コスタリカ」超オススメデス!!!