『Bombs Of Hades / Death Mask Replica』
「渋い傑作!」
どうもどうも、アナログ(遺伝子組み換えではない)デス! こんにちは。
本日は、Abhoth、Macabre End、God Macabre、Utumno などなど、スウェデスを掘り下げれば必ずや目にするバンドを渡り歩き、スウェディッシュデスメタルシーンを築き上げた、時代の生き証人 Jonas Stålhammar 率いるBombs of Hadesの新作「Death Mask Replica」が届きましたのでご紹介!
カバーアートはRafal Kruszyk いい感じの渋ジャケ。
このスウェディッシュオヤジ感。あいかわらずのカッコよさよ。 もうチョイ右に、折り目がね……
ピュアスウェディッシュデスメタル
スウェーデン デスメタル 2016年 4thアルバム。メンバーはJonas Stålhammar – Gt, Vo、Butch Ekman – Ba、Magnus Forsberg – Dr、P-O “Wolfie” Söderback – Gt の4人。
2000年以降のスウェデスを語る上で重要なバンドBombs of Hades。好きな方は猛烈に好きなのでしょうが、一般的にはあまり馴染みがないですね。バンドの結成が2002年というオールドスクールデスメタル自体が下火になっていた影響が強いのかも。かく言うアナログも後追いですけど……
音楽性はGod Macabre、Utumno直径のオールドスクールデスメタルからクラスト・ハードコア、デス&ロール、さらにストーナー/ドゥームな展開まで、意外と多様性のあるスウェデスです。男気溢れる爆走感、Motörheadへと通じる熱きサウンドを体感できるバンドであると言っても過言ではありません。
Bombs Of Hades を聴こう!!!
冒頭、堅牢感が漂うオールドスクールデスメタルなイントロから、重く湿ったD-Beatに流れ込む展開に、早くも精神は浄化されステレオの前から動けなくなる。ロック、デスメタル、ハードコア、ジャンルの垣根を越えて融合するサウンド。いつもの漆黒の炎に包まれた爆走はもちろんだが、新境地を切り開く、ハードロックの哀愁感と、ゴシック的荘厳さを兼ねたドラマチックな展開も前作より洗練された印象です。一本調子ならずに挑戦し続ける姿がカッコイイ。
初期の破滅的衝動に駆られたサウンドもよいのが、現在の燻し銀の怒りを体現するサウンドもまた心に響く。むしろ今のBombs Of Hadesの方が好きです。初めは地味な作品だと思ったけど、とんでもなかった。聴けば聴くほど素晴らしいと思えるアルバムDeath! オススメデス!!!
このサンプル曲はアルバムの中でも特に渋い曲です。アルバム本編はブリブリデス!
Great! Old School Swedish Death Metal!!!