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『Tarot / The Warrior’s Spell』

「へっぽこ、祝レコード化」

アナログがこっそり支持しているオーストラリアのへっぽこハードロックバンド Tarot / The Warrior’s Spell がレコード化されました! しかもドイツのVán Recordsからリリースとか何でー!? Ván Recordsって硬派なイメージがありますけど。いやいや、Tarotだって硬派デス。(たっぷり)

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カバーアートはBarney Fried オーストラリアのデザイナーです。

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Ván Recordsはいつも丁寧な作りで嬉しいです。レッド盤のほかにオレンジ盤があります。

へっぽこ、海を渡る!

オーストラリアのハードロック 2015年 コンピレーションアルバム。このアルバムは過去3本のカセットEPを集め、コンピレーションアルバムとしてbandcamp及びCDで発売されました。

世界中のB級ファンを魅了している70年代リバイバル・ハードロック/プログレバンド。
Deep Purple、Rainbow、Uriah Heepなどを彷彿させる哀愁サウンドが世界を脱力の渦へと飲み込む。
【前回のカセット紹介記事はこちら】

そして、待望のレコード化キマシタ。今回レコード化するのは、ドイツのVán Records。Yeesss! しかも、今回アナログ化のためにドイツの専用スタジオでリマスタリングしたという入れ込みよう。カラーバイナル、ゲートフォールドジャケ、180g重量盤2枚組、さらに2011年にリリースされた最初のデモ音源「Take a Look Around」もボーナストラックとして収録。至れり尽くせりな豪華版に仕上がっています。
また、アメリカのHELLS HEADBANGERS Recordsでもディストロ販売の予定があるとのことです。突然ワールドワイドな展開になりびっくりです。オーストラリアから世界へ!!!

レコード押しデス!

ということで、今回はデジタル盤とアナログ盤を聴き比べることにしました。あくまでも僕の家の環境の話ですが、デジタル盤は音が篭っています。低音は出ているけど、ボワボワしていて締まりがありません。アナログ盤は、少し高音が出過ぎな気がします。でも、抜けが良くアコースティックギターなどは生々しさアップ。低音は締りがよくベースなど心地よい音です。アナログ盤を聴いた後だとデジタル盤は物足りない。ここまで違うとデジタルとアナログの問題ではなく、プロによるマスタリング技術の違いと言っていいでしょう。

ダウンロードなら5ドル。値段を考えるとDLで十分だと思いますが…… やっぱり僕はレコード押しデス。

 

なんだか、もの凄いバンドみたいな紹介ですが、基本へっぽこバンドですので…… 念のため。