『Red Mountains / Down With the Sun』
「北欧ストーナー」
「アナログさん、ノルウェーって言うとブラックメタルが有名ですがBM以外でおすすめバンドいますか?」
「いるね。Red Mountains / Down With the Sun 今、ノルウェーで一番熱いストーナーバンドだ。覚えておけよ、最高だぞ。あと関係ないが、ノルウェーといえば個人的にムーミングッズが熱いね。」
「え、えぇ」 (ムーミンはフィンランドだろ… 普通。)
ジャケのレコード痕はデザインです。太陽を表しているような気もしないこともない
凍てつく大地を揺るがすスカンディナヴィア・ストーナー登場!
ノルウェー、トロンハイム出身のサイケデリックストーナー 2015年 1stアルバム。メンバーはSimen Mathiassen – Drums, Sverre Dalen – Bass, Jostein Wigenstad – Guitar, Magnus Riise – Guitar / Vocalの4人。
音楽デジタル配信時代になりデスメタル同様、ドゥーム、スラッジ、ストーナーも毎日のように音源がリリースされます。なかなか良質なバンドを見つけるのは大変デスが、ちょっと珍しいバンドを見つけました。ノルウェーストーナーです。しかも、いきなりNasoni Recordsからのデビュー。 これは買うしかない。
イントロからぶっ飛んだカッコ良さ。ダーティに歪むギターと重アンサンブルはストーナーロックそのもの。このまま教科書通りのサイケストーナーサウンドが展開されるはず… が、なにか違う!?
何が違うのか。それはズバリ北欧の空気感。UK産の灰色ドゥームではなく、US産の土臭さでも無い。北欧の凍てつく神秘性です。多分バンド側はそれほど意識していないと思うのですが北国の哀愁が滲み出ています。若い才能によって再構築されたヴィンテージサウンド。王道あり、ロックンロールあり、美しいサイケバラードあり、前衛プログレありとバラエティ豊かに飽きさせない展開。ほんとに若手かと疑ってFBを見ると、ほんとに若い。びっくりです。これはいいバンド。みなさんも凍てつく北欧の香りに酔いしれてみてはいかがでしょうか。Greatデス!!!