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『Carnation / Cemetery of the Insane』

「デスメタルの新星!」

今の時代、音楽的成功とは無縁のデスメタルシーンですが、またも気合の入った古典的デスメタルがベルギーより登場しました。今日紹介のレコードは期待の新人デスメタルバンド Carnation / Cemetery of the Insane ジャケ見ているだけで幸せデス。

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カバーアートは jelle van loo ベルギーのデザイナー。パッと見Mark Cooperのジャケかと思いましたが違いました。要チェックでふっ。

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Final Gate Recordsより限定クリアーブルー盤

逆襲のオールドスクールデスメタル

ベルギー デスメタル 2015年 デビューEP。メンバーはSimon Duson – Vocals, Jonathan Verstrepen – Guitars, Bert Vervoort – Guitars, Yarne Heylen – Bass, Morbid – Drumsの5人。2013年結成、バンド名はアメリカはワシントンの小さな村”Carnation”で起きた殺人事件に由来するそうです。

ついにキタ! というかやっと届きました。たしか4月に注文していたので忘れてたよ 届いたときは嬉しすぎて漏らしそうになりました。紙切れにプレスミスでリリースが遅れてすまぬと書かれていました。この件以外にもありましたがブームの裏でインディーレーベルは苦労しているようです。複雑な心境……

90年代風の不気味なイントロからなだれ込むオールドスクールタイプのデススラッシュ。初期DEATHや初期Cannibal Corpseなどの古典アメリカンデスメタル&スウェディッシュデスからの影響を受けつつ、ベイエリアスラッシュメタル的にリフが切り刻まれ、ソリッドなグルーヴとスピード感の調和がたまらなく心地イイ。地下腐敗臭は抑えられておりブルータル度は低めですのでディープなデスメタルが好きな方には物足りないと思いますが、逆に言えばより多くの人に受け入れられるサウンドですので興味があれば聴いてみて下さい。まだまだ荒削りな楽曲ではありますが一定の安定感もあり今後どのように成長するのか楽しみなバンドDeath!!! オススメ!

デスメタルの未来は明るい。いや、漆黒の闇で染めるのだ!