『Overtorture / A Trail of Death』

「恒例のスウェディッシュデス紹介」

今月は Disrupted に Feral といった若手勢から Entrails、Unleashed のベテランまで、スウェーデン勢の新譜ラッシュDeath! 嬉しいですねぇ。家計的には嬉しくないけど。と言う事で今日紹介のスウェデスは Overtorture / A Trail of Death またまた伏兵的なアルバムに悶絶デス。

カバーアートはHenry Pyykkö

クリアー盤。 限定のスプラッター盤もあります。

あふれ出す死臭。伝統のスウェディッシュ・スタイル炸裂!

スウェーデンはストックホルム出身のデスメタル 2015年 2ndアルバム。メンバーはJoel Fornbrant – Vo, Magnus Martinsson – Gu, Andreas Hemmander – Gu, Joakim Antman- Ba, Oscar Krumlinde – Dr。

ジャッリジャリのブッリブリ! 活きのイイ純度100%スウェディッシュデスメタル。こんなに良いバンドが存在していたなんて知りませんでした。スウェーデンの闇は深い。
早速調べてみると、元Grave（2008-2011）のリードギターMagnus Martinssonにより2011年に結成。今作はゲストとしてNileのKarl Sandersが参加。またDemonical(Centinex)のSverker Widgrenがミックスとマスタリングをしているとのこと。最近Centinexっていう単語をよく見かけますね。

Boss HM-2による地を這うようなディストーション、死臭と共に汚泥の底から溢れ出すグルーヴ。そして陰湿的であり叙情的でもあるメロディが気持ちを高揚させる。スウェデスファンにとってはキャッチーとも言える展開、新しさは無いけれどこのゾクゾクする感じこそスウェディッシュ。思わずニヤリと顔が歪みます。
どの曲もフェードアウトが急すぎるとか細かい欠点はありますが、往年のオールドスクール・スウェディッシュ・デスメタルが好きな方には間違いなくオススメDeath!!! 

関係ないけどyoutubeで聴いたEntrailsの新曲が微妙なような気が……