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『Bog Oak / A Treatise on Resurrection and the Afterlife』

「呪音」

去年(2014年11月)一番値段が安かったHMVで予約しておりましたが入手不可とキャンセルされ、Svartレコードから買おうとしたらPayPalなのにクレカが通らない。しかたないから入荷未定(割高)のAmazonで注文したら2015年2月になってしまいました。今日紹介のレコードは Bog Oak / A Treatise on Resurrection and the Afterlife 最近HMVのサイトを覗いたら在庫有り、しかも2238円……。天狗の仕業じゃ。

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カバーアートはSean Schock いいジャケ!

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限定グリーンバイナル。いい色!

魔性のオカルティック・スラッジドゥーム

アメリカ出身 女性ボーカルを擁したスラッジ・ドゥーム/デスメタル 2014年 4曲入りEP。
メンバーはJulie Seymour – Vocals, Phillip Gallagher – Guitar, Jared Marill – Bass, Steven Campbell -Drumsの4人

軽快さと重さが絶妙のバランスで成り立つ毒沼スラッジグルーヴと邪悪に喚叫ぶ女性ボーカル。このサウンドを聴いて真っ先に思い浮かぶのは女性スラッジトリオ Mortals。そのMortalsに擬似していることは否定できませんが、決定的な違いはJulie Seymourの歌声にあります。オカルトめいた醜悪さと呪術的な妖艶さを巧みに使い分ける魔性の歌声。もしくは脱力インディロック系のアンニュイボイスな感じにも聴こえるが。どちらにせよ曲のアクセントというよりはこのバンドの最大のカラーになっていると言えるでしょう。
これまた面白いバンドが登場しましたので試しに聴いてみてはいかがでしょうか。

最初、Electric Wizard顔負けの極悪ドゥームサウンドがスゲェ! なんて思いながら聴いていたのですが、レコードの回転数を間違えていただけでした。天狗の仕業じゃ。