Mortals_Cursed_to_See_the_Future

『Mortals / Cursed to See the Future』

「美人すぎるデス・ブラック・スラッジメタル」

11月デス。先月はエレクトロニカからパンクまで見事に迷走しましたので、今月から本気出す! 今回紹介するバンドは、衝撃の女性デス・スラッジメタルバンド Mortals / Cursed to See the Future 「ホントは男だろ!?」と言いたくなるほど漢すぎる女子。

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カバーアートはMike Lawrence

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ホワイトバイナル& Flacダウンロード券付き

女性によるニューエクストリームメタル

2014年 アメリカ、ニューヨークはブルックリン出身の女性トリオの2ndアルバム。デス・スラッジ・ドゥームメタルの大手Relapse Recordsから期待のバンド登場! のはずがまったく話題になっておりません。アナログも危うくスルーしてしまう所でした。アブナイ、アブナイ。と、言うことで今日は Mortals 特集Death!

さて、内容はスラッジ系デスメタルです。1曲が大体7分前後と長めで6曲しか入っていませんがフルアルバムです。曲の展開が目まぐるしく変化しているので、長さはあまり気にはなりません。いや、若干ダレるかな……でも、そんなことはどうでもよくなるほどの魅力がMortalsには詰まっております。

まず、何と言ってもリフが強烈にカッコイイ!! ヘヴィにザクザクと切り刻むリフ、ドラマティックなトレモロリフなどが至る所で炸裂し、ブルータルなんだけどエピック的なグルーヴを出しています。デス~ブラックメタルな要素が強いのでデスメタルが好きな方にも聴き易くお勧めデス。

なんか凄いものを聴いたような……。

特に一曲目“View From a Tower”がスゴイ。同じ曲、同じフレーズを弾いているのに前半と後半とで印象が異なります。知識が乏しく音楽理論的に説明できないのですが、無理やり例えると前半が短調、後半が長調という感じでしょうか。 前半から、ヘヴィグルーヴ全開でカッコイイのですが、わざと音をはずし不協和音のような不安なが響きがどこかアンダーグランド的。しかし、ブレイクを挟んで後半になると本来鳴るべき音がしっかりと鳴り、すべての音がかっちりとハマる。その結果、元々フレーズが持っていた正統的なカッコ良さが爆発するのです。こんな曲聴いた事がありません。これは「天賦の才」なのか「なんとなく出来ちゃった」的な天然仕様なのかわかりませんが、かなり驚きました。

次から次へと出てくるスラッジメタルの中でも群を抜いてカッコいいバンドだと思いました。「こんなのスラッジでは無い」と、言われれば言い返せませんが、よりダーティに、よりヘヴィにと、マンネリ化しつつある中、女性ならではの感性が生きているのではないでしょうか。僕のようなカチカチのアナログ脳にも喝を入れてくれました。これは是非ライヴで見てみたいバンドデス。

『Death Ritual EP』

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こちらは 2012年作の Death Ritual EP 12インチ2曲入り。まだ曲は洗練されていませんが方向性は1stアルバムと変わらず、所々で激リフが炸裂デス。