『Anathema / Hindsight』
「起死回生のセルフカバーアルバム」
今日、紹介するレコードはAnathema の Hindsightです。メタルではないので迷ったのですが元ゴシックメタルで現プログレってことで紹介します。本当は紹介したくて うずうず していたアナログです。こんにちは。
以前は日本語読みで“アナシマ”でしたけど今は“アナセマ”と読むみたいです。
今月リリースされましたアナログ盤のHindsight。 名盤です。
180g重量盤2枚組み サイドDは曲が入っていないためプリントされています。
“The Silent Enigma”から追いかけ“Judgement”で最高傑作だ! と思っていた矢先、6th アルバム“A Fine Day to Exit”で少しRadio Headっぽくなり、7th “A Natural Disaster” で完全にRadio Headのマネバンドに成り下がり、もうダメかなぁと思っていました。
解散したかなと思っていたところ2008年、突然アルバムを出してビックリしました。内容はセミアコースティックと弦楽隊によるセルフカバー集です。バンドの方向性を見直したかのよう思えるアナログ楽器回帰の編曲は、一層美しさを際出させ、6th、7thの曲も不思議とRadio Headの影が消えていて驚いたのと同時にあまりの素晴らしさに涙がでそうになった記憶があります。セルフカバー集ですが原曲を知らなくても楽しめますし、より多くの音楽ファンに聴いてもらいたいアルバムです。
このアルバム以降のAnathemaは、素晴らしい作品を出し続け、ついに2012年作“Weather Systems”でUKチャートに初ランクイン、そして勢いが止まらないまま今年、2014年6月にニューアルバム“Distant Satellites”を出すので今から非常に楽しみです。
http://www.kscopemusic.com/artists/anathema/
さらに、なんとワードレコーズから13年ぶりに日本盤も出ますので来日に希望が持てます!
Flying (Official)