『Demilich / 20th Adversary of Emptiness』
「フィンランドのダークマター」
書いていて恥ずかしいので、ダークマターって単語は検索しないでください。
さてみなさん、フィンランドと言ったら何を思い浮かべますか?
ムーミン、サンタクロース、NOKIA、メタル的にはNightwishでしょうか。
アナログ的には、“Demilich” Demilich押しです。
Demilichについて簡単に書きますと、1990年、フィンランドのクオピオで結成。アルバムは1993年リリースの「NESPITHE」一枚のみ。予測不能の2本の変態的ギター、それを支えるヘヴィなベース&ドラム、Voはゲロぽこ ブクブクボイス。もう、のっけからアバンギャルド全開ですが、グルーヴ感を強く押し出しており、そのグルーヴ感は意外とノリやすく、 「頭振りたい奴は振れ!ダイブしたい奴はダイブしろ!」 と言わんばかりの攻撃的メタルサウンドです。
今、聴いても全く年代を感じさせないし、むしろ未聴ならば多くの人が驚くと思いますので是非聴いてみてください。
そんなDemilichの20th Adversary LPBOXが手に入りましたので早速開封レビューしたいと思います。
しっかりとした箱。ドキドキします。カバーアートは“Turkka G. Rantanen”
アルバム「NESPITHE」、デモ音源集LP、ポスター、ステッカー、小冊子。 握手券は付いていないみたいです。
レコードは、NESPITHE1枚、デモ音源集は2枚組で色はRED Vinyl。ほかに、GREENとBLACKがあるみたいです。NESPITHEはもちろん、デモ音源集もリマスターされており十分な音質です。ブルータルでデモとは思えないほどカッコイイ。小冊子は、インタビューやら歴史やらの44Pで読み応えあります。読めないけど。
これはいいものだ。これであと10年は戦える!